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【画像調整2】トリミングから線画変換方法編

【画像調整1】ファイル形式調整編の続きの、画像調整編です。

●PS(Photoshop)を使った画像調整の手順
 
 ①画像ファイル形式の変更
      
 ②色モードの確認
     
 
トリミング
     ↓
 
色調補正(レイヤー)による画像の調整
     ↓
 
補正後のゴミとトーンと黒ベタの処理
     ↓
 
⑥サイズ変更と線画変換方法

以上の4項目の記事を書いていきます。

 

トリミング
 スキャナーで取り込んだ雑誌の画像を塗りに適したサイズに切り取ります。
Photoshop(以下PS)を起動して【画像調整1】ファイル形式調整編で出来たPSD形式の
画像を開いて下さい。

○ファイルモードの確認
 メニューバーのイメージ(I)からモード(M)を選び、ファイルがグレースケールの8bitチャンネルに
なっているか確認します。RGBカラーやインデックスカラーになっていたらグレースケールに変換
して下さい。以前にも書きましたがモードによってパフォーマンスが変るため重要です。

mode000  


○画像の切り抜き方
 まずは開いた画像を切り抜きます。切り抜いて画像が小さくなるとPCの負担が減り
効率的に作業が出来るため重要です。

長方形選択ツールを選んで、カンバスの右上から左下へドラッグ&ドロップして下さい。

trimmingi01 


イメージ(I)を開き切抜きを選択して下さい。

trimmingi02 


上のメニューバー選択範囲(I)から選択を解除を選択するか、ショートカットキーCtrl+D
解除して終了です。

trimmingi03 


④色調補正(レイヤー)による画像の調整
 スキャナーで取り込んだ雑誌の画像を線画化に適した色調に調整します。

調整レイヤーをクリックしするとウィンドウが開くのでレベル補正レイヤーを選択します。
レベル補正を選択するとレイヤーウィンドウ上にレベル補正レイヤーが出てきます。

sengahosei01 


レベル補正レイヤーを使い線画を調整しながらゴミ取りを行います。色調補正ウィンドウの
スライダーを動かしレベル補正を調整して下さい。下の長方形の囲みの中の数字はスライダーと
連動しており、また数値を直接打ち込んで微調整することもできます。画像ウィンドウでゴミの量を
確認しつつ適正に調整します。画像内のスライダーの数値、[76]と[135]を参考にしつつ調整すると
判りやすいと思います。しかし画像の状態は様々な要素で変わるため、あくまで参考程度と考え、
最終的な微調整は皆様で行って下さい。

sengahosei02 


⑤補正後のゴミとトーンと黒ベタの処理
 ゴミやトーンを取る方法は細かく説明しても分かり辛く、それならいっその事
簡潔に画像で済ましてしまった方が良いと思い、このような説明になりましたが
分かり辛かったら申し訳ありません。ここからブラシ作業に入りますが、使うブラシの
種類は⑤⑥の線画調整ブラシが最適です。または①のブラシでも構いません。
私はこの作業はペンタブを使います。

Preset_brushes_01 


作業中のレイヤーウィンドウ内のレイヤー構成は以下のようになっています。
番号①~⑤は文章と画像に関連付けしてあります。
全レイヤーにロックの項目から位置のロックを入れておくとレイヤーが上下左右に
移動しづらくなり安全です。誤ってレイヤーを動かしてしまうと最悪線画補正を一から
やり直すはめになるため、気をつけて下さい。

layerwindow01

①レベル補正
色調補正をするレベル補正レイヤーです。

②背景トリミング
白色で背景を塗り潰しトリミングしています。ここでは一部黒を残して吹き出しを形作っています。

③白ゴミ取り・線調整
白色でヤミの身体の全体のゴミを取り除いてあります。ウィンドウ内を見回して消していきます。
髪の毛の毛先の線を少し尖らせています。

④黒塗り潰し・線補正
黒色で黒ベタと一部の線を塗って補正してあります。

⑤黒ベタマスク
白色で一部の黒ベタ以外全てのベタを取り除いて線画化してあります。

この作業で一番注意して欲しいのはの時の瞳の削り出しです。
瞳を下手に仕上げると絵柄が変わってしまうため慎重に作業してください。

レイヤーを扱い慣れてない方は②~⑤まで統合したレイヤーで調整してもいいでしょう。

補足:数字は振ってないですが画像内の元原稿は補正する前の原稿をコピーしたものです。
表示するとモノクロ原稿時の雰囲気がわかるためレイヤーウィンドウの一番上に置いています。
着色で迷ったら表示することで打開策を見出せることもあるので残すと便利です。

以下の画像でゴミ取りや黒塗り潰しによる変化をご覧下さい。画像のノイズを出さなためPNG
形式にしてあり、重いのでご注意下さい。

 yami001   

ゴミやトーンの処理は簡単な方法はありません(あれば教えて欲しいです…)
地道にブラシを使い塗り続ける作業になり着色に入る前の最大の山場となります。
ですが、線画化が綺麗に仕上がるとモチベーションも上がると思うので頑張って下さい。

 
⑥サイズ変更と線画変換方法
 ここはあまり繊細な作業はないのでマウスを使います。

○別名で保存
 まずは、サイズを変更するとやり直しが効かないため別名で保存(A)をします。

上のメニューバーのファイル(F)から別名で保存(A)を選択。

betumeihozon01


名前を変えて保存を選択します。

betumeihozon02

ショートカット別名で保存『Shft+Ctrl+S』

別名で保存は要所の前ですると失敗してもやり直しが出来て便利です。


○表示レイヤーを結合を使った画像統合
 表示レイヤーを結合を使った画像の統合方法を紹介します。名前の通り表示されてる
レイヤーだけ統合する方法です。サイズ変更前に必須のため憶えて下さい。

レイヤー(L)を選択して表示レイヤーを結合を押して下さい。
元原稿に当たる
レイヤーが
ある場合は必ず表示を消して下さい。


hyouzi01


レイヤー名をダブルクリックして「線」に名称変更します。

hyouzi02

ショートカット表示レイヤーを結合『Shift+Ctrl+E』



○画像サイズの変更方法(サイズダウン)
 画像サイズを変更してサイズダウンします。

イメージ(I)を選択して画像解像度(I)を押して下さい。

gazousize01


画面解像度のウィンドウが開いたら、高さ(H)を2000PX(ピクセル)に変更、縦横比を固定(C)
にチェックが入ってるか確認して下さい。圧縮方法のボタンを押してバイキュービック法
-シャープを-選択して、OKボタンを押すと画像が小さくなります。以上がお勧めの縮小方法です。

gazousize02


画像ウィンドウの上辺の枠を右クリックしてウィンドウを出し画像解像度を選ぶ事も出来ます。
ショートカット画像解像度『Alt+Ctrl+I』

gazousize03


○サイズ変更(サイズダウン)する理由
 ご覧になっている方で何故サイズ変更するのか疑問に思う方もいるかと思います。
理由は、線画の調整は出来るだけ大きいサイズの方がやりやすいためです。
ですが、この先の塗りはが小さいサイズの方が塗りやすく、またレイヤーを多く使うため
出来るだけ画像を小さくした方がPCとPSの負担が軽減し、落ちたり固まる等の確立が
低くなります。線画調整は縦サイズ3000PX(ピクセル)以上で作業してきましたが、
着色用に縦2000PXにサイズダウンします。


○線画変換方法
 今までの画像を元にして線画にする方法を紹介します。

○モード変換方法
 まずは線画化する前にRGBモードに変換します。

イメージ(I)を選択してモード(M)を選びRGBカラー(R)を押して下さい。

modehenkan01


ウィンドウの結合しない(D)を選択します。

modehenkan02

以上でモード変換は終わりです。


線画化はPSで昔からポピュラーなチャンネルから選択範囲を作る方法をとります。

必ず描画色を黒にして新規レイヤーを2枚作成します。レイヤー名白背景は白色で
塗り潰し表示を消しておきます。チャンネルウィンドウを出してチャンネルを選択範囲として
読み込むボタンを押します。画像ウィンドウに細やかな点の選択範囲が表示されます。
メニューバーから選択範囲(S)を押して選択範囲を反転(I)を選択します。
ショートカット選択範囲を反転(I)『Shift+Ctrl+I』

sengaka01


線画レイヤーを必ず選択し、白景レイヤーを点けます。メニューの編集を選択して
塗りつぶし(L)を押します。


sengaka02


塗りつぶしウィンドウが出るので、描画色以外が選択されていたら
内容の使用(U)を
押して、必ず描画色に変更します。最後にOKボタンを押すと塗るつぶしされます。


sengaka03


メニューバーの選択範囲(S)選択を解除(D)を押すと選択範囲が解除されます。
ショートカットキー選択を解除(D)『Ctrl+D』

sengaka04


チャンネルウィンドウで選択範囲を選択した後は、以下のショートカットを連続で使い手早く
済ませることが出来ます。

選択範囲を反転(I)  Shift+Ctrl+Iキー
     ↓            

描画色で塗りつぶし  Alt+Deleteキー
     
            
選択を解除(D)      Ctrl+Dキー

慣れると連続ショートカットはとても便利です。


○ゴミ取りの効率化の考察
 画像のゴミが多くまたはマウスしかない方にお勧めの方法は、多角形選択ツールを使った
ゴミ取り方法です。多角形選択ツールを使って広範囲を一気に選択範囲に収め、白色で
塗りつぶしをすると効率的だと思います。その分塗りつぶしを行う回数が多くなるので
以下の塗りつぶし時に便利なショートカットを憶えると楽になります。

描画色で塗りつぶし Alt+Deleteキー

背景色で塗りつぶし Ctrl+BackSpaceキー

描画色と背景色を初期設定に戻す Dキー

描画色と背景色を入れ替え Xキー

選択(範囲)を解除 Ctrl+Dキー

パスが使える方はパスの曲線を利用した範囲を選択範囲に変換して塗りつぶしを行うと楽でしょう。


ゴミ取りは予想よりずっと苦痛な作業になると思うので、ブラシを含めた様々なツール
を駆使して効率的に行いましょう。

ゴミ取り中は白黒で液晶の光が目に痛いため、山内良太様作のフリーソフト如意スクリーンを
使わせて貰っています。目に優しくて使いやすい素晴らしいソフトだと思います。OS対応は

WindowsXPとなっているようですが、私のWindows7・64bitのPCでも使えました。


どうしてもゴミ取りや線画化が無理だった方はこちらを塗って下さい。◇ヤミ◇


以上で画像調整編の③~⑥は終わりです。次回は着色編に入ります。



テーマ : 漫画
ジャンル : アニメ・コミック

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Secret

No title

原稿からの線画化はやはり手動で地道に行っているのですね。
下手くそながら私もたまに色塗りをしています。
黒ベタやトーンの線画化は心が折れそうになります(笑)
塗りあき先生の一貫した高いクオリティの作品には敬服するばかりです。応援しています!
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山岩珠胚

Author:山岩珠胚
(やまいわしゅうはい)
着色依頼は受けません。
連絡先
yamaiwasyuuhai(山)
gmail.com
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